GAデモアカウント( 1 Master View) で、トランザクションが発生していないのに、 /ordercompleted.html に訪問したセッションが時々出現します。
この場合、こうなる可能性があります。
トランザクション数 < コンバージョン数=Purchase Completed(目標 1 の完了数)
この、
トランザクション数 < コンバージョン数=Purchase Completed(目標 1 の完了数 )
となるケースについて解説します。
トランザクション数はトランザクションが
発生した回数をカウントしています。
一方のコンバージョン数は、今回使用したデモアカウント( 1 Master View)の設定を見ると、
/ordercompleted\.html = いわゆるthanksページ
の「ページ別訪問数」をカウントしています。
下記の集計期間でみると、
集計期間
2020/08/14-2020/08/20
・トランザクション数=18回
・コンバージョン数=Purchase Completed(目標 1 の完了数 )=19回
となっています。
こうなる場合の原因は、
トランザクションが発生していないないのに、
/ordercompleted\.html = いわゆるthanksページ
に訪問したセッションがある場合です。
そこで、セグメント:
「/ordercompleted\.html を通過したセッション」
を作って調べたところ、このキャプチャーのように、

「トランザクションが発生していないないのに、」
/ordercompleted\.html = いわゆるthanksページ
に訪問したセッションが1セッション存在しました。
このことから、支払いが完了していなくても、thanksページが表示されることがあることが分かりました。
支払いが完了していないのに
/ordercompleted\.html = いわゆるthanksページ
が表示される現象は、なぜ起こるのか?
については、
・サイトの不具合
・ユーザーが特定の行動をとった時の現象
などが考えられます。
集計期間
2020/08/14-2020/08/20
では、支払いが完了していないのにCVしたセッションは
1回だけでしたが、
集計期間
2020/07/01-2020/08/31
では、7回発生していました。
このような現象がどれくらい頻繁に発生するかは、ECサイトによって異なると考えられますが、少なくともこのデモアカウントのECサイトの効果測定では、
「CVが発生したセッション数」より、「トランザクションが発生したセッション数」をカウントした方が、信頼性が高い場合があるというのが、上記の調査で分かったことです。